日本におけるオリーブオイル市場は?

日本で流通されるオリーブオイルは、スペインとイタリアが9割以上を占めています。
近年ではギリシャやトルコなどの輸入量が増加していて、いずれも北半球のオリーブオイルになります。
これらのオリーブオイルは、11月頃に収穫時期を迎え、日本では年末年始に“ヌーボー”が続々と発売されるのが毎年恒例となっています。

オリーブオイルの香りと風味は?

オリーブオイルには、ワイン同様様々な品種があり、それぞれ個性が豊かです。
収穫のタイミング、すなわちオリーブの熟度によってその香りや風味は大きく変化します。
生産者は各品種がもつポテンシャルを熟知することにより、ベストなタイミングで収穫し、香り、風味豊かなオリーブオイルを作り出しているのです。

オリーブオイルの辛味と苦味の正体は?

「上質なオリーブオイルはマイルド」、「辛みや苦味は酸化・劣化しているから」というのは実は間違った認識なのです。
上質なオリーブオイルは、実が赤っぽく熟す前に収穫され搾油されます。これらの早摘みオリーブは、ポリフェノール類を含んでおり、これが辛味や苦味の正体です。品種や搾油方法などによって度合いの違いはあるものの、舌に残る苦味や、のどごしの辛味の余韻は良質なオリーブオイルの証です。

オリーブオイルをネットで買う?

オリーブオイルはたくさん種類があるので、ネットで見ても迷ってしまいますよね。そんな時はいくつかのポイントで選んでいただくことがおすすめです。

・受賞歴がある

オリーブオイルは世界中で品評会などが実施されています。受賞歴のあるオリーブオイルは、専門家から認められている証拠。味や風味が保証されています。

・生産者・工場など、情報が開示されているものを選ぶ


ネット通販は便利ですが、情報が見えないと不安になりますよね。食事として取り入れる製品ですので、産地・生産者・品種など、情報がはっきりとしている商品を選びましょう。あとは、酸度(オリーブオイルの酸化の度合いを示す指標として最も用いられる数値)のレベルが表示されている商品を選ぶのがお薦めです。

チリ産オリーブオイル?!

そんなたくさんの種類があるオリーブオイルの中でも注目を浴びているのが、国の生産量の9割以上が“エキストラヴァージン”を占める南半球のチリ。ワインの生産が盛んなチリは、品質の良いぶどうだけでなく、同じく良いオリーブが育つ環境なのです。
収穫は5月中旬からの2ヶ月程で日本の新鮮な夏野菜シーズンに、高品質なヌーボーが楽しめるということで話題になっています。
※エキストラヴァージンオリーブオイル→国際基準:酸度0.8%以下、化学処理を一切行わない一番絞りのオイル

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